3月まで約1年間開催してきた「ウェルビな酒場」。
この場には、医療・健康・幸せに関心がある方々や、人生のヒントを得たい、視野を広げたい、さまざまな人とつながりたいという想いを持つ方が集まってくれました。
そして、数か月前から友人に誘われていた方、以前から気になっていたという方など、入り口もさまざま。
それでも共通していたのは、「ただの異業種交流会ではなく、持続可能な“つながり”をつくる場が欲しい」という声でした。
大切にしたかったのは「ありのまま話せる場所」
この場で交わされた声の中には、日々の仕事や暮らしで感じている葛藤や孤独、そして「サードプレイス」への願いが込められていました。
- 「批判的思考(自分の信念が正しいという考えに陥らず、かつ物事や情報を無批判に受け入れるのではなく、多様な角度から検討し、論理的・客観的に理解すること)」「柔軟な対応力」「協調性」など、これからの社会で必要とされるソフトスキルが求められる今だからこそ、多様な意見に聞く耳を持つことが大切。
- 医療や福祉の現場では、「整える」だけでなく、「その人らしく生きる」ための余白が求められている。
- 誰かとつながっていたいけど、つながりすぎも苦しい。
- 子どもがいなければ住んでいる地域で居場所がないと感じてしまう瞬間がある。
- 「ちょっと話す」ことができるだけでも、心が軽くなる。
- やりたいことを「やりたい!」といえる場が、生活圏内にあると幸せを感じる。
- いろんな人と話をしたり、価値観を聞いて学べる場があるとスキルアップできる。
そんな想いが折り重なっていきました。
名前も、形も、もっと自由でいいのかもしれない。
「ウェルビな酒場」という名前にこだわらず、ウェルビーイングというテーマがあってもなくてもいい、ふわっと集まって、ふわっと解散できるような、大学の部室のような気軽さが理想。
「場に常にファシリテーターがいなくてもいい」「予約制ではなく、今月は〇日〇時~〇時まであいてます。よかったらどうぞ!」そんなラフなかたちのほうが、気持ちも参加しやすい。
けど、「どうぞ!しゃべって!」と言われてもなかなか最初から上手にはできない。その場の“主”のような存在がいて、伴走してくれるコミュニティマネージャーのような存在がいれば安心して一歩が踏み出せる。また、「自分が話題提供をして話をしてみたい」という人と組んですれば、もっと気軽にこういう場を続けていけるんじゃないかという意見がありました。
そして、4月からは——
みなさんのリアルな声を受けて、これからは2つの場を試していくことにしました。
- 【うめらく酒場】(パネルディスカッション)
地域でのつながりや暮らしをテーマに、少し深く語れる時間。
ゲスト(1日店長)が話題提供をし、事前に決めたお題でみなさんで語り合いましょう。
おしゃべりしながら“暮らしのヒント”を持ち帰るような、そんなゆるやかな対話の場です。
- 【ぬかどこトーク】(トークディスカッション)
テーマに縛られず、ゲストのお話をじっくり聞いて、価値観の発酵が起こるような時間。目に見えない有機的なつながり(ぬかどこ)を可視化していく、そんなイメージで始めてみます。
どちらも、正解のない「場づくり」の実験です。
「話してみたいけど、うまく言えるかわからない」
「ちょっと聞いてみたいだけ」
「今日は話さなくても、誰かといるだけで落ち着く」
そんな方も大歓迎。
“つながり”のかたちは一つじゃないからこそ、これからも試行錯誤しながら、みなさんと一緒に場を育てていけたらと思っています。
どちらも「語る・聴く・対話する」ことを大切にしています。
4月からの「うめらく酒場」と「ぬかどこトーク」、どうぞよろしくお願いします。
ご関心のある方は、ぜひ一度のぞいてみてくださいね。
🍶うめらく酒場
🗓️ 4/28(月)19:00〜21:00
🎙️ ゲスト:石黒旬
自分の「生き方」や「考え方」をシェアしてくれます。
そのあと、みんなでお題をもとにゆるっと対話タイム🎐
詳しくはこちら
🌱こんな人におすすめ
・人と話したい
・自分の考えをちょっと整理したい
・安心して語れる場所がほしい
🌿ぬかどこトーク
🗓️ 4/24(木)19:00〜21:00
🎙️ テーマ:アートとビジネスのおはなし
前半はしっかりトークを聴いて、
後半はごはんを食べながら、自由におしゃべり🫶
一般募集はしていません。(うめらくサポーター、紹介制)
🌱こんな人におすすめ
・誰かの話からヒントを得たい
・静かに聴いてリフレクションしたい
・新しい視点に出会いたい
✨どちらもウェルビーイングを感じられる夜になるはず。
お気軽にご参加ください😊🌸
文:山田摩利子