【うめらくの学び舎 残席わずか】

まちで出会う様々な人、コト、モノから学びを深める体験学習の機会をつくる「うめらくの学び舎」
今回は講師に浅香保ルイス龍太さんをお招きして、当尾の仏像巡りに出かけます。

【タイトル】
歴史の足跡をたどる、木津・加茂の岩船寺から浄瑠璃寺へ。磨崖仏とともに歩む学びの道。

【日時】
2025年6月1日(日)

【集合】
JR加茂駅前
9:00集合
(※13:30解散予定)

【参加費】
うめらく会員:1500円
一般:2000円
*参加費には交通費および拝観料は含まれておりません。各自でご負担いただきますようお願いいたします。

【定員】
8名

【お申込み方法】
DMもしくはメール
umeraku.main@gmail.com まで。
こちらからの返信をもって、受付完了とさせていただきます。

【服装・持ち物】
野外活動に適した服装・帽子(熱中症対策に)・スニーカー(およそ4.2~6km歩きます。一部山道を歩きますが、ほとんど整備された道です。滑りにくい靴)
お弁当(JR加茂駅前にコンビニがあります)・飲み物(熱中症対策に)

【雨天決行】
雨天決行・荒天中止(微妙な場合は前日に判断します)

【解説】
平安時代の後期、奈良と京都の県境付近にある木津・加茂のエリアは、多くの修行僧が集まり、丘陵地の谷や峯に庵を営み、仏教が盛んに信仰されました。

岩船寺は、空海の甥が灌頂堂を建立したことを草創とする平安前期の古いお寺さんです。空海ゆかりゆえに、山号は「高雄(こうゆう)山」。境内にさまざまな花が植えられ「花の寺」と呼ばれており、紫陽花の時期は雨煙むさぶなか、色とりどりのパステルカラーが咲き誇るさまは圧巻です。

岩船寺や浄瑠璃寺などの古寺が点在する当尾には、広範囲に磨崖仏(自然の岩壁に直接彫った仏像)を含む石仏や石塔などの石造文化の痕跡を多数見ることができます。

この美しい寺名を持つ浄瑠璃寺は、薬師如来を本尊とする小さな庵からはじまりました。お薬師さんは、東方瑠璃浄土を司る如来さん。寺名はそこから。境内東の三重塔に安置されたお薬師さんに現世の苦しみを除いてもらい、中央の宝ち池を経て西に横一列に安置された九体の阿弥陀如来さんに導かれ、西方阿弥陀浄土の世界へと旅立つという、平安後期に盛んにつくられた浄土式伽藍が今もほぼそのまま残る貴重な寺院を訪れます。

【講師】
浅香保ルイス龍太
広告制作ライター、デザイナー、プランナー、ディレクター。
扇町の談話室「マチソワ」にて隔月で仏像トーク「仏像をめぐるぐるりのこと」を開催。仏像や仏教世界の魅力を、独自の視点で「見立て」により分かりやすく解説している。noteに「仏像をめぐるぐるりのこと」を連載中(https:/
ote.com/luis0117/m/m7ecd28fca5a8)
他方、梅田や中崎のまちづくりにかかわり、日々、まちの課題に取り組んでいる。「うめらく」会員。

企画:うめらく会員 日々是米日 井口香織