「まちのウェルビーイングを、みんなでつくる夜」
うめらく夜市は、「まちのウェルビーイングを、みんなでつくる夜」をテーマに、エッセンシャルワーカーが主役となり、地域の人々と共に“健やかに生きること”を体感・実践するマルシェとして開催しました。
会場では、LWC(Local Well-being City)指標に基づく「健康・安全」「教育」「文化」「社会関係」「環境」「経済」の6つの要素をテーマに、出店・体験・対話のコンテンツを展開。夜市を通じて、地域の中にある多様な幸せのかたちを見つめ直す時間となりました。

🌿 アンケートから見えた参加者の声
- 「初めてのモルック大会を生で見て楽しかった!」
- 「知らない人と自然に話せて新鮮だった」
- 「再会や新しい出会いがあって嬉しかった」
- 「空間全体が一体となって盛り上がっていた」
多くの来場者が“つながり”や“新しい出会い”を楽しむ場として夜市を受け止め、笑顔と交流があふれる時間となりました。
📊 ウェルビーイングに関する調査結果
アンケートでは、参加者の意識や感じ方を数値化しました。
その結果から、うめらく夜市が果たす地域的・社会的な役割が見えてきました。
質問項目 | 結果 | 分析ポイント |
---|---|---|
幸せを感じている | 94% | 心理的ウェルビーイングは非常に高い |
心身ともに健康だと感じる | 29% | 身体的ウェルビーイングに課題あり |
誰かに「ありがとう」と言った | 80% | 感謝の文化が根付いている |
社会の中で役に立っていると感じる | 39% | 貢献実感が得にくい現状 |
何かに挑戦したい | 81% | 成長・自己実現意欲が高い層が多い |
💡 考察
アンケート結果から、うめらく夜市の来場者は「人とのつながり」「挑戦」「感謝」といった心理的ウェルビーイングが高い一方で、身体的健康や社会的貢献感には伸びしろがあることが分かりました。
つまり、夜市は「楽しい」「人とつながる」場としての価値を十分に発揮していることから、今後はそこに健康行動や地域貢献の実感を伴う仕掛けを加えることで、まち全体のウェルビーイングをさらに高めることができると期待されます。
▪️今後の展開
これからの社会は、少子高齢化や医療・介護費用の増大、人口減少といった課題が進むことが予想されています。そんな時代だからこそ、医療や福祉の専門家だけでなく、地域に暮らす一人ひとりが「健康づくり」や「ウェルビーイング(心身の健康とつながり)」に関わる(関われる)環境へと育てていくことが大切だと考えます。
うめらく夜市は、ただの“楽しくつながるイベント”ではなく、医療・教育・アート・まちづくりが交わる共感経済の実験の場としても育てていきたい。人と人、地域と医療、想いと行動が重なり合うことで、社会に新しい価値を生み出す「まちのウェルビーイング産業」を育てていきたい――そんな願いを込めています。
次回は、12月に「うめらくハート ― 冬のウェルビーイング・ナイト ―(仮)」を開催予定です。にぎやかで外向きだった夏の夜市とは対照的に、冬は“内省と癒し”の時間をテーマに。落ち着いた雰囲気の会場で、心とからだをゆるめながら、音楽や語らいを楽しむ夜をつくりたいと考えています。
誰もが気軽に立ち寄れ、温かく、心が満たされる――
そんな“まちのリトリート”を通して、日常の中に小さなウェルビーイングの循環を生み出していきたいと思います。
文:山田摩利子
🌕 出展者募集中
― うめらくハート 冬のウェルビーイング・ナイト(仮) ―
キャンドルの灯りと音楽に包まれた夜に、心と体をやさしく整える“まちのリトリート”を一緒につくりませんか?うめらくハートでは、LWC指標に基づく6つのテーマで出展者を募集しています。
①健康・安全:アロマ・ヨガ・発酵食・セルフケア体験・防災コーナーなど
②教育:学び、アートや哲学対話
③文化:音楽、手仕事、アート展示
④社会関係:本の交換、地域団体紹介、語らいの場
⑤環境:自然体験、エコ・サステナブル活動、グリーンワークショップ
⑥経済:ローカルブランド、福祉×ものづくり、エシカル商品
📩 出展申込・お問い合わせ:https://forms.gle/rw8NEtD82RumwLtYA