まちづくりへの想い

私自身、”まちづくり”なんて大それたことを言うキャリアも知識もなく、まちに関わりだしたきっかけは、Wケア(介護＋育児)を経験したことがきっかけでした。大学卒業後、一般企業に就職。窓口業務から営業、センター立ち上げを経験し、マーケティング、販売促進、経営戦略、人材育成のリーダーとして仕事をして来ました。私が所属した会社では、子育て中で働いている先輩もおらず、また私の仕事内容では子育てしながら継続するのは無理だと判断し、2人目の出産を機にキャリアを絶つ選択をしました。

その後、可愛い子どもたちとの時間を過ごし、短時間バイトで社会参画もできる環境を持てたのですが、なぜか仕事に対しては満たされる気持ちを持つことができませんでした。その理由は、のちにわかるのですが、仕事も暮らしもすべて満たされ、笑顔でいられる状態を継続させていくための方法がまちの中にもあることが見えた今、私のように子育て中の方も、また自分のキャリアをもっと活かしたいと思っているどんな年代の方にも、ぜひ”おもろい”を生み出す地域社会への参画のお手伝いをさせていただきたいと思っています。

私の強みは、自分が課題に直面したという経験があったことと、福祉のコーディネーターの仕事を通して、住民の暮らし相談や地域の課題に知見を深めたことです。そして、人もまちもウェルビーイング(継続する幸福、心とからだの健康、幸せの本質)にする社会の仕組みづくりとコミュニティづくりを自分の住むまちで実践し、結果を出してきたことです。

まちづくりの事業を”自分ごと”ではなく、”事業”とされているコンサルティング事業で扱う方との手法は大きくことなりますが、私の目指すところは、まちづくりや、地域や社会の課題をじぶんごとにし、小さなアクションでもよいから日々積み重ねた結果を創り出せる人を増やすことです。

今の地域活動は高齢化と担い手不足で、課題が山積していますが、この課題は私の住むまちだけでなく、日本全国の課題です。しかし、視点を変え、発想をおもろい!に変えられる仲間と「面倒なことでも楽しいこと」に変換し、社会に貢献しながら自己の成長につなげていきたいと考えています。