2025年1月、中津南自主防災会の定例会議を開催しました。
この取り組みも、2025年度で丸3年を迎えます。

活動の出発点は、4年前に新しく着任された大阪YMCAの職員の方との出会いと、町会役員さんからのこんな声でした。
YMCA職員「YMCAで、熊本県益城町の体育館で避難所運営に携わり、過去には国際災害支援の現場経験があり、現在は内閣府の『避難所生活の質の向上に関わる委員会』にも参画している実践者です。地域のためにお役に立てることがあれば、お手伝いしたい」
町会長「防災が必要なのは分かっている。 でも、どこから手をつけたらいいか分からない」
当時、私は大阪市北区社会福祉協議会で地域福祉コーディネーターの職務についていました。
お互いに、顔合わせのご挨拶をされたことは知っていました。
しかし、その後、何も地域防災の活動についても変化は起こらず月日は1年経ってました。
ある時、その時のYMCA職員の方が、国際交流の場でも防災の活動に積極的に参加されている話を聞きました。さらに、大阪市北区社協にも、サポート支援をしたいと申し入れをされていることを知りました。
社協からは、「中津地域で何かできないかな?」と相談されたことがきっかけとなりました。
地域福祉コーディネーターは、繋ぎ役のため、つなぐことはできますが、主体的に関わるのはこの立場ではできません。
🔸防災をやらねばならない人(地縁コミュニティ)
🔹防災をやりたい人(テーマ型コミュニティ)
まさに、「うめらく」がここをつなぐ役割として関わることが、都市部に必要な、地域やジャンルを超えた横断的な動きができるコミュニティとして存在している当団体も、地域のお役に立てることになると考え、中津南自主防災会のオーガナイザーになることを提案し、今現在もその立場で関わらせていただいています。
防災は扱うテーマが多く、 全体像が見えないまま、毎年同じ訓練を繰り返してしまいがちです。
そこで中津南自主防災会では、 “0から見直す”ことを大切にしてきました。
これまでやってきたこと
- 関係者それぞれの立場・興味関心の整理
- 想定される課題をすべて書き出し、可視化
- 一つずつ確認し、対応の可否を検討
- 特定の人に依存しない運営体制の組み立て
- 大きな視野(地域全体、および近隣地域との連携)を持ちつつ、まずは足元の実践から
今回の1月の定例会では、2025年の「重要課題」について 最終進捗の確認を行いました。
達成度は、100%・80%・10%とさまざま。
未達のものについては、
- 本当にやるのか/やらないのか
- やるなら、いつまでにやるのか
を一つずつ整理しました。
やり切ることと同じくらい、整理することを大切にする。
それが、この3年間で一貫してきた姿勢です。
地域防災は「循環する場づくり」
中津南自主防災会が大切にしているのは、
気づく → 実践 → 振り返る → 改善 → 成長
この循環が回り続ける“場”をつくることです。
現在、中津南自主防災会では
- 町会(地縁コミュニティ)
- マンション住民(関心層)
- 学校(施設管理者)
それぞれ立場の異なる主体が、 一つの正解を押し付けるのではなく、 対話を重ねながら合意形成を行っています。
大阪市でも珍しい実践として
こうした中津南の取り組みは、 大阪市内でも珍しい事例として、 大阪市市民ポータルサイト「シミポタ」でも 連載紹介していただいています。
こちらでは、音声でも聞いていただくことができます!
#1174 自主防災会の取組(音声データ)
#691 中津南地域防災セミナー(音声データ)
#1053 中津南地域防災教室(音声データ)
防災は、特別な誰かがやるものではなく、 日常の延長線上にある営み。
「できないこと」よりも、 「今、できること」から一つずつ。
中津南自主防災会は、 これからも次のステップへ進んでい蹴るよう、うめらくも共に学びながら一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
文:山田摩利子
#地域防災 #防災の学び直し #できないことよりできることを考える