12月。5年前の2020年から、梅田一帯では 「UMEDA MEETS HEART 2025」 が開催されており、「大切な人を想う気持ち」や「まちを想う優しさ」を“ハート”で表現し、梅田に関わる一人ひとりが、あらためて街を大切に想うきっかけをつくるイベントが、街のあちこちで展開されています。

今回会場として使わせていただいた UMESHIBA BASE も、その想いを共有する場所のひとつ。

私たちもこのコンセプトに重ねるかたちで、「うめらくハート」 と題し、

「まちやそこに集う人が、今日より明日がほんの少し優しくなる」きかっけになればと願い、うめらくのクリスマス会兼・忘年会のようなイベントを開催しました。

ただ、私たちは企業や店舗がするような特別なことをするわけではなく、いつもの日常の延長。

普段、うめきた周辺地域に集まるメンバーを中心に出店し、人の話を聞いて、誰かの挑戦を知って、食べて、笑って、自然とつながる。そんな時間の積み重ねで、まちへの愛着や、人へのやさしさにつながっていくことを体験してもらう場を作りました。

この日も、小さな、でも確かな「うめらくハート」を重ねられた時間を過ごすことができたように思います。

UMEDA MEETS HEART 2025 公式サイト

年末のUMESHIBA BASEは、やさしさ渋滞

私ごとですが、11月末からなんと、インフルエンザで寝込んでしまい、「やっぱり身体が健康でないと、心も健康にならないな」と改めて感じました。そこで、この日は、無病息災を願って(私がいうな!ですがw)振るまい大根炊きを90人前用意。

お隣には、中津ブルワリーが出店。おでんとビール、最高です!
なかつもりのおにぎり屋さんに、おにぎりポーチを持ってきてくれた子どもたち。
おにぎりを通して人と人がつながっている瞬間を撮影できてほっこり❤️
本の部屋 Tonton さんのブースでは、本で遊ぶ&本の交換会で❤️がいっぱい
ボッチャ大会では、大人から子どもまで真剣勝負!親戚の集まりのような光景に❤️
ちなみに、ほぼ初対面の方達ですけどねw
白のドレスコードを完璧に体現してくれたご近所さん
うめらくハート・ベストオブホワイト賞(2025) を勝手に授与
エシカルなバスボムづくりを通して、「それいいね」「素敵だね」と言葉をかけてもらえる。
そんな小さなハートのやりとりが、自己肯定感をやさしく育ててくれるワークショップ❤️
木材販売コーナー。手に取る木の向こうに、森がある。
林業を応援することが、環境にやさしい暮らしにつながる❤️

うめらくハートが伝えたいこと

うめらくのイベントは、

つなげようとしていないのに、つながっていく。

大きな答えを出そうとしていないのに、なぜか何かを持ち帰っている。

そんな、輪郭がはっきりしているようで、実はとても曖昧なイベントが多いのが特徴です。

企画している本人ですら、終わってから「自分でもこれが表現したかったんだな」と、自分の潜在意識や第六感をなぞるように、余韻に浸りながらこのブログを書いています。

「余白だらけ」

「遊びだらけ」

「捉え方は人それぞれ」

「問いを持ち帰ってじぶんのなかにある答えに納得する」

「関わりしろがたくさんある」

「じぶんにも、何かできそう」

「へぇ、知らなかった」

「明日から、ちょっとやってみよう」

そんな感覚が、ふっと芽生えるような場を、あえて仕掛ける——

そんなイベントが、今の世の中にどれくらいあるでしょうか。

仕組まれたイベント、モノを売るだけのマルシェ、いつも同じ顔ぶれのコミュニティ

それは、世の中にたくさんあるけれど、ここはちょっと違う感覚でイベントを企画したい。

そこで、今回のうめらくハート(夜市第4弾)は、若者の声をもっと聞きたいと

企画の話題提供者である現役大学生・富岡瑠加さんに相談すると

「リアルクラファンをやってみたい!」

という一言が返ってきたので、それを形にするところから始まりました。

誰かがまちで起こしている活動を知って、少し関心を持って、ほんの少し、やさしくなる。その「ちょっと」が重なっていくことで、感謝の循環、やさしさの循環が生まれ、今よりも、もう少しだけ暮らしやまちが優しくなっていく。

そんな未来を信じている人たちが、自然と集まる空間をつくるイベントを企画しました。


この日、出会った「応援したい挑戦」

今回のうめらくハート(夜市第4弾)では、

まちと暮らしにつながる、たくさんの活動に出会いました。

林業と暮らしをつなぐ挑戦 

人と人、人と自然をつなぎ、焚き火や山遊び、木材販売を通して林業と暮らしを結び直す挑戦

富岡瑠加さんのInstagram→https://www.instagram.com/cb_tommy0310/

子どもの居場所づくり 

孤立や孤独をなくすために、子どもの学習支援、駄菓子屋などで子どもたちのやりたいを形にできる居場所やコミュニティづくりの実践

実験する人も、見守る人も、応援する人も歓迎のオンライン語り場

オープンチャット「じっけんいっけんや

諦めない挑戦 

身体に制限があっても、夢や挑戦は、制限されないという姿勢を貫く脊髄損傷者専門トレーニングジム「JーWorkout

トレーナーの上田さんは、現在2つのプロジェクトを応援中!
①世界一周チャレンジの三代さんのInstagram→https://www.instagram.com/wheelchair_traveler_miyo/

②もう一度大車輪を回りたいてんてんさん(以下で詳しく紹介します)

イベント当日は、てんてんさんも参加してくれました!

てんてんさんのYouTubeチャンネル 
てんてんさんのされているオンラインカウンセリングサービス
探偵!ナイトスクープに出た際の動画

うめらくの拠点、なかつもりでおにぎり屋を開店している香織さん

日本の魅力を再発見する活動 

日本文化から見える、日本の奥深さと面白さを伝承したい!

 食べて、語って、笑い合う 「口福茶屋」も開催中!

来年も、私たちが住む足元、日本の魅力をたくさん知れるイベントを開催します。

詳しくは、こちらから「日々是米日」

それぞれの詳しい活動は、ぜひリンク先から覗いてみてください。

知ること、関心を持つことも、立派な応援です。

最後に

UMESHIBA BASEに集まってくれた皆さん、

それぞれの場所で旗を立て続けている皆さんへ。

今年もありがとうございました。

どうぞ、良いお年を。

そしてまた、

うめらくのどれかの宴会(イベント)でお会いしましょう ✨

文:山田摩利子